書の部
 書出品作品総数   書応募者数 
 審 査 員 
 入 賞 作 品 
228点
228人
大河内仙嶽氏・恩地春洋氏
向井三聖氏
以下のとおり
(敬称略)
【総評】(大河内 仙嶽)
 何よりもスケールの大きさが、滋賀県が誇れる文化だと思う。自然との接点が、人間にとって如何に大切であるか痛感させられる。豊かな情感がどの作にも伺えて、力強い線が紙面に溢れている。表現の幅も篆、隷、行、草、仮名と各分野にわたっているが、調和体がもう少し点数を増加させて欲しいと思う。
【選評】
● 芸術文化祭賞
[作品評]
 青墨の濃淡、潤渇が自然で、のびやかに明るくまとめ品位のある作。(恩地 春洋)
「張問陶詩一節」 松永 大樹
● 特選
○滋賀県議会議長賞
[作品評]
 豊かな心情を思わせる運筆の自在さと相まって、のびやかで明るい作。(恩地 春洋)
「漢詩句」 田中 喜久子
● 特選
○滋賀県美術協会賞
[作品評]
 古文字六字の大字、筆先の開閉、墨の潤渇も自然で明快なまとめ方。(恩地 春洋)
「剣舞を観て書法を悟る」 臼田 雅子
● 特選
○滋賀県造形集団奨励賞
[作品評]
 粘りのある重厚な線質で真正面から取り組んだ力作。観る者を引きつけてやまない。

(向井 三聖)

「谷川俊太郎の詩『色』より」 澤山 翠篁
● 特選
○日本放送協会大津放送局長賞
[作品評]
 暖かく、渇筆の美しい豊かな隷書作品。(恩地 春洋)
「冬模様」 森 要
● 特選
○日本経済新聞社賞
[作品評]
 明るく軽妙な運筆で、中央の集団を中心として、明るく古雅な趣きを出した。

(恩地 春洋)

「春雨」 石谷 幸子
● 特選
○時事通信社賞
[作品評]
濃墨で六字を気迫充分に力強くまとめた。

(恩地春洋)

「雲帰山水帰海」 金澤 絹代 

● 特選
○KBS京都賞
[作品評]
リズムに乗った運筆で、明るく余韻のある造形の作。

(恩地 春洋)

「漢詩」 橋本 律子 
● 特選
○産経新聞社社賞
[作品評]
 やや右上がりの字形を基調とし、終始一貫した心地よいリズムで書き上げた秀作。(向井 三聖)
「暁色」 武藤 峰 
● 特選  
[作品評]
 おおらかな運筆にて、墨量の変化・文字の大小に配慮しながら、一気に書き上げた雄大感溢れる作。

(向井三聖)

「聞笛」 青木 芳子
● 特選
[作品評]
 変化のある造形と軽妙な動きある線とが調和した爽快な作。黒と白のバランスも効果的である。

(向井 三聖)

「漢詩」  神戸 雅子
● 特選
[作品評]
 自由自在なる筆さばきにて、近代感溢れる造形にてまとめ上げた。濃墨によるかすれも作品効果を上げている。(向井 三聖)
「漢詩句」 木村 啓子
● 特選
[作品評]
 やや濃い目の墨を使い、かすれを生かしながらまとめ上げた佳作。三段構成も生きている。(向井 三聖)
「夕されば」 山中 よし子
● 特選
[作品評]
鋭く鋒先を効かし力強く最後まで気脈を通して書作され、大いに好感の持てる作。(向井 三聖)
「陸游詩」伊原 惺風
● 特選
[作品評]
 力を内に込め、暢達した線で書作された立体感のある作。余白をしっかりと取ったことが大いに格調を高めている。(向井 三聖)
「書に生きる」 押谷 達彦
● 佳作
「戴復古詩」 山口 敦子
「杜甫の詩」 猪飼 朱実
「君にこひ」 越田 容子
「漢詩」 亀川 華心
「雁望」 森野 公美子
◆平面の部
◆立体の部
◆工芸の部