滋賀で人と社会と文化芸術をつなぐプロジェクト”SANPOh(さんぽう)”
滋賀県では、令和2年3月に策定した「滋賀県障害者文化芸術活動推進計画」に基づき、障害の有無にかかわらず誰もがともに多彩な文化芸術活動に親しみ、活躍できる環境の実現を目指し、令和3年度から「滋賀で人と社会と文化芸術をつなぐプロジェクト“SANPOh(さんぽう)”」に取り組んでいます。
本プロジェクトでは、社会と文化芸術の「つなぎ手」となる人々(文化芸術関係者、福祉関係者など)をサポートする取組や、市町の文化ホールと地域の方々がつながるためのモデル事業に取り組んでいます。
令和4年度 事業成果報告会
このたび、今年度の事業成果の報告会を開催します。報告会では事業成果の報告だけでなく、各プログラムに携わった方々から見た活動の意義や課題について語っていただきます。またゲストとして、ニッセイ基礎研究所の大澤寅雄氏をお招きし、活動の評価や展望についてお話しいただきます。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております。
詳細
■日時:2023年2月13日(月) 18:00〜20:00
■対象:ゲスト・内容に関心のある文化芸術関係者、福祉関係者など、どなたでも参加可能です。
■ゲスト:大澤寅雄(ニッセイ基礎研究所 芸術文化プロジェクト室 主任研究員)
■参加費:無料
■参加方法:オンライン(Zoom)
■定員:50名
■内容(予定):
・事業実施の背景とこれまでの経過
・各プロジェクトの成果報告
・プロジェクトに関わった方々からの感想
・ゲストによる講評
・登壇者による座談会
・質疑応答
お申込み
こちらからお申し込みください。
締切:2023年2月12日(日) 17:00まで
ゲストプロフィール:大澤寅雄
(株)ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室主任研究員、NPO法人アートNPOリンク理事長、日本文化政策学会理事、九州大学社会包摂デザイン・イニシアチブのアドバイザー。2003年文化庁新進芸術家海外留学制度により、アメリカ・シアトル近郊で劇場運営の研修を行う。帰国後、NPO法人STスポット横浜の理事および事務局長を経て現職。共著=『これからのアートマネジメント”ソーシャル・シェア”への道』『文化からの復興 市民と震災といわきアリオスと』『文化政策の現在3 文化政策の展望』『ソーシャルアートラボ 地域と社会をひらく』
令和4年度の取り組み
(1)文化芸術と共生社会を考えるトークカフェ
「文化芸術と共生社会」をテーマに、県内外で様々な実践活動をされている方をゲストに招き、活動内容や活動を通しての想いなどをお話しいただき、参加者が考えを深めていくトークイベントを開催しました。
(2) 焚き火ミーティング
文化芸術に携わる方、福祉に携わる方など、多様な方が普段の活動で感じている思いや、考えを深めたいと思うトピックなどを議題として持ち寄り、他のメンバーとの対話を通じて、思考を柔軟にほぐしながら、共に学びを深めていく話し合いの場を開催しました。
(3) アートと社会の相談室
滋賀県内で文化芸術と共生社会に携わる活動をしている方や、関心がある方が、気軽に相談することができる窓口を設けています。
(4) 誰もが参加し楽しめる文化芸術プログラム
①守山市民ホール×湖南ダンスカンパニー 「くらすダンスホール」
守山市民ホールと、障害のある人とない人がともに活動する地域のダンスグループが協働し、地域住民と交流するプログラムに取り組んでいます。
参加者がびわ湖をイメージした「うみのはた」をそれぞれ作り、出来上がった「うみのはた」を使ったパフォーマンスなどを開催します。
②長浜から文化芸術と共生社会を考えるワークショップシリーズ 『文化芸術と地域社会をめぐる「まなざし」と「モノサシ」の見つけ方』
福祉などの分野と文化芸術がつながるときに地域ではどのようなことが起こるか、地域や文化芸術にどのような価値が生まれるかを考えるワークショップを開催します。
また、長浜市内においてさまざまな分野で活躍する方々から活動内容をリサーチし、意見交換を行いました。
滋賀で⼈と社会と⽂化芸術をつなぐプロジェクト”SANPOh” とは
滋賀県の⾊々な地域で、障害の有無に関わらず、誰もがともに⽂化芸術に触れ、楽しめる場を増やしていくためのプロジェクトです。⽂化や福祉などの分野を越えて、地域の「つなぎ手」として活躍する⼈たちが参加し、活動しています。
本事業に関するお問合せ
公益財団法人びわ湖芸術文化財団
法人本部 地域創造部(火曜休館)
TEL:077-523-7146 FAX:077-523-7147
E-mail:shiga.kyousei2021@gmail.com
主催:滋賀県、公益財団法人びわ湖芸術文化財団
障害者等の文化芸術活動を支える拠点づくり事業
令和4年度 文化庁「障害者等による文化芸術活動推進事業」