2022年6月19日
2021年に引き続き、近江鉄道(ガチャコン)が走る沿線を舞台に「びわ湖・アーティスツ・みんぐる2022『ガチャ・コン音楽祭Vol.2』」(ディレクター 野村誠)」を開催します。沿線に残る滋賀の原風景をステージに繰り広げる、音楽をメインとした広域アートプロジェクトです。
今年は、鋳物づくりの伝統など先人の影響が色濃く残る地域を音楽とともにめぐるツアーライブなど、滋賀を知る・みる・出会うプログラム満載でお届けします。
そのアートプロジェクトをともにつくってくださるメンバーを募集します。
メンバー募集にあたり、今年のプログラムやアイデアを公開でディスカッションするキックオフミーティングも実施しますので、多くの方のご参加をお待ちしております。
1.「びわ湖・アーティスツ・みんぐる」とは
タイトルの「みんぐる(mingle)」とは交じり合うという意味です。地域に出かけ、音楽を通して知と感性を刺激し合うような出会いと交流(みんぐる)を仕掛けていくアートプロジェクトを実施します。
自然環境や歴史文化資源に恵まれる滋賀には芸術を通して新たな交流を生み出したり、豊かな文化の芽生えを感じられる魅力がたくさんあります。それらを音楽を通して発掘し、多くの方に体験いただくとともに、プロジェクトを通して、アーティスト同士、参加者同士の交流やネットワークづくりに取り組みます。
2.今年の「ガチャ・コン音楽祭Vol.2」
今年は、鋳物づくりの伝統など先人の影響が色濃く残る地域を音楽とともにめぐるツアーライブなど、滋賀を知る・みる・出会うプログラム満載でお届けします。
<コンセプト>
電車と地域とアートが結びつく音楽祭
その場でしかない旅の音楽を楽しむ音楽祭
子どもも大人も真剣に音楽で遊べる音楽祭
3.プロジェクトメンバー “ぐるぐる”の募集
このアートプロジェクトをともにつくってくださるメンバー“ぐるぐる”を募集します。参加者は、アートプロジェクトができるまでを、3回のワークショップやミーティングに参加しながら学び・体験します。
*第1回ワークショップの会場が、がりばん楽校(東近江市蒲生岡本町574)から東近江市立蒲生コミュニティセンター(東近江市市子川原町461-1)に変更になりました。
<募集要項>
定 員:10名程度(応募多数の場合は選考あり)
参加費:無料(ワークショップの開催会場までの移動交通費などは参加者負担)
対 象:・まちづくりや地域の活動に携わっている方、興味のある方
・新しい地域の魅力や、アート、アーティストの発掘に興味がある方
・文章を書くこと、デザイン、撮影、編集などメディアづくりに興味のある方
・地域コーディネーター、イベントディレクター、アートマネージャー等を目指す方
参加条件:
18歳以上で第1回~3回のワークショップ、ミーティング(主にワークショップの前後に開催予定)、『ガチャ・コン音楽祭Vol.2』ツアーライブ運営(10月22日・23日)にできるだけ参加可能な方を優先
申込方法:
氏名(ふりがな)・年齢・住所・電話番号・メールアドレス・職業(学生の場合は学校名、専攻分野)・志望動機、参加可能なワークショップを応募フォーム(ここをクリック)に入力して送信
応募締切:7月10日(日)
4.キックオフミーティング
「プロジェクトメンバー“ぐるぐる”って何をするの?」や「そもそもガチャ・コン音楽祭って何?」といった疑問にお答えしながら、本年のテーマや目指すものについてディスカッションします。
日 時:6月19日(日)14時〜16時30分
場 所:日野駅観光案内交流施設なないろ(蒲生郡日野町内池894)
参加者:野村誠、ぐるぐるメンバー
内 容:
昨年開催した『びわ湖・アーティスツ・みんぐる2021「ガチャ・コン音楽祭」』を映像で振り返りながら、今年のプログラム内容やアイディアを公開ミーティングします。同時開催として、2021年に“ぐるぐる”に参加したメンバーによる「ぐるぐるカフェ」も出店します。
定 員:20名
参加料:無料(事前申し込みが必要。3の応募フォームに入力して送信いただくか、氏名・電話番号を下記問い合わせ先に<メール(ここをクリック)>でお送りください。)
5.プロジェクトメンバー“ぐるぐる”ワークショップ
(1)第1回「場所の響きを観察する:フィールドレコーディングの世界」
日 時:7月17日(日)13時〜16時
場 所:東近江市立蒲生コミュニティセンター(東近江市市子川原町461-1)
*がりばん楽校(東近江市蒲生岡本町574)から変更になりました。
ゲスト:柳沢英輔氏(音文化研究者、アーティスト)
内 容:
ベトナムの金属打楽器ゴングの研究や、フィールドレコーディングを通した音の文化を研究する柳沢英輔さんに、場所や空間の響きを観察・記録することから広がる土地の聴き方・見方についてお話を聞いたあと、実際にアートプロジェクトの舞台となる土地の音に耳を傾けてみます。そして、参加者それぞれが耳にした音を共有し、視覚では気づくことのできない土地の別の姿を語り合います。
定 員:10名
参加料:無料
(2)第2回「Sky fishing – 目に見えない何かを感じて – /アートカイトの魅力」
日 時:8月7日(日)13時〜16時
場 所:世界凧博物館東近江大凧会館(東近江市八日市東本町3-5)
ゲスト:ニシジマ・アツシ氏(サウンド・アーティスト、現代美術家)
内 容:
実験音楽、インスタレーション、平面、立体など、様々なメディアによる作品制作をおこなうニシジマ・アツシさんの主に凧にまつわる作品群について、世界の凧が一堂に揃う「東近江大凧会館」の見学を通して紹介いただきます。またニシジマさんが凧の作品をつくるきっかけにもなった展覧会『芸術凧』(1988年)における「八日市凧」とアートの関係から、地域とアーティストとの協働について紐解きます。
定 員:10名
参加料:無料
(3)第3回「仕事うた〜営みを歌う」
日 時:9月24日(土)13時〜16時
場 所:ecole(東近江市八日市清水2-11-8)
ゲスト:谷口未知氏(音楽ユニット「バカがミタカッタ世界」ヴォーカル)
森容子氏(元博物館学芸員)
内 容:
田園風景が広がる近江鉄道沿線地域には、古代大陸から渡ってきた人たちによってさまざまな技術や文化が多く伝えられてきました。その歴史や文化を知る手がかりにもなる「仕事歌」。本ワークショップでは鋳物師によって歌い継がれた「たたら節」(たたらを踏むときに、その作業を助けるために歌ったうた)について、森容子さんのお話を出発点にし、土地の「仕事歌」とその背景に想いを巡らせながら、実際に歌をつくります。最後には谷口未知さんの歌声と共にそれらの歌をじっくりと味わってみます。
定 員:10名
参加料:無料
6.「びわ湖・アーティスツ・みんぐる2022『ガチャ・コン音楽祭Vol.2』」について
実施時期:2022年6月~10月
実施場所:近江鉄道および沿線地域
実施内容:1.プロジェクトメンバー“ぐるぐる”ワークショップ
第1回(7月17日)、第2回(8月7日)、第3回(9月24日)/各会場
2.車内放送歌合戦(10月1日〜10月31日)/近江鉄道900形車内
3.ツアーライブ(10月23日)/東近江市鋳物師町、長町ほか
プロジェクトディレクター:野村誠(作曲家) プロジェクトコーディネーター:永尾美久、野田智子(Twelve. Inc)
主 催:公益財団法人びわ湖芸術文化財団、文化・経済フォーラム滋賀
協 力:近江鉄道株式会社
Webサイト https://biwako-mingle.art
Twitter @biwako_a_mingle
Instagram biwako.a.mingle
問い合わせ先
公益財団法人びわ湖芸術文化財団法人本部地域創造部
電話077−523-7146
メール(ここをクリック)