滋賀県の美しい風景、風俗を描いた「第17回 湖国を描く絵画展」の審査会が8月30日、しが県民芸術創造館で行われ、グランプリ、金賞を始め、入賞、入選者が87点が決まりました。
【入選者以上の作品】
第17回 湖国を描く絵画展 受賞者名簿(PDFファイル、69.0KB)
グランプリに輝いたのは鍋島悟さん(大津市)の油彩画「春待つ幻住庵」。大津市国分にある近津尾神社境内の雪の風景を抒情豊かに描きました。
金賞は、大凧の飛揚を描いた坂田吉蔵さん(東近江市)の日本画「風を待つ(大凧まつり)」と、高島市マキノ町の爽やかな田園風景を描いた中村明さん(京都市)の油彩画「田園の詩(うた)」の2点が選ばれました。
高校生の部「キラリ新鋭賞」は初めての受賞作が生まれ、県立野洲高校3年の小西弘将さんの油彩画「常浜の蔵」と県立玉川高校3年の中島真優さんのアクリル画「北山田母港」の2点が、「初代」の栄誉に輝きました。
出品総数は、279点で過去2番目の点数。内訳は、一般の部268点、高校生の部11点。高校生の部は、滋賀県を始め1府3県から11点が寄せらせ、2年目の「キラリ新鋭賞」の定着をうかがわせました。また、全体の3割が県外からの出品で、北は新潟県、南は福岡県からの広範囲に渡り、昨年に引き続き、「湖国を描く絵画展」の全国的な広がりを示しました。
入賞・入選作品は10月4日(木)のしが県民芸術創造館を皮切りに県内で巡回展示します。今年度から成安造形大学が新たに加わり巡回会場は5カ所になりました。同大学では、入賞作品のみの展示予定で、アートを学ぶ学生はもちろん、一般の方もご鑑賞いただけます。
詳しい日程はこちらのサイトへ→「第17回 湖国を描く絵画展」